『亡くなった人に話しかけてはいけないの?亡くなった人と話したい時はどうすればいい?』
身近な人や大切な人が亡くなるというのは、人生の中で最も辛い経験の一つだと思います。
亡くなった人たちと話したい人も多いと思いますが、実は話しかけてはいけないという風に言われているのです。
- 亡くなった人に話しかけてはいけない理由とは?
- 亡くなった人に自分の声は聞こえているの?
- 亡くなった人と話したい時はどうすればいいの?
など、気になることもたくさんあるのではないでしょうか。
そういうわけで今回の記事は、亡くなった人に話しかけてはいけないのか?という疑問に回答していきます。
さらに、亡くなった人と話したい場合の対処法についても紹介していきますので、ぜひ最後まで参考にしてみてください!
亡くなった人に話しかけてはいけない?やめた方が良いと言われる理由
結論から言うと、亡くなった人に話しかけてはいけないと言うのは本当です。
と言うのも、以下の理由から亡くなった人に話しかけるのはやめた方が良いと言われています。
- ネガティブな語りかけはあの世に連れて行かれることがある
- 目の前に霊が現れた場合、本当に故人かどうかわからない
- 祈りやポジティブな語りかけはOK
ということで、それぞれ詳しくみていきましょう!
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ネガティブな語りかけはあの世に連れて行かれることがある
亡くなった人に話しかけてはいけない理由は、ネガティブな語りかけをすると、あの世に連れて行かれると言われているからです。
亡くなった人の心残りがある場合、魂がこの世に踏みとどまっていることがあります。
しかも、残っている魂の心残りの対象とは、この世に残してきた家族や友人など大切な存在である場合が多いす。
そんな大切な人が自分のことで悲しんでいる姿を見るのは耐えがたく感じてしまいます。
そして、それならばと一緒に連れて行こうとするんです。
「あなたがいなくて辛い。どうやって生きていけばいいか分からない」
大事な人が亡くなると誰しも悲しいものですが、亡くなった人にネガティブな感情を伝えるのはやめましょう。
一緒に連れていかれないためにも、あなた自身の気をしっかり持つようにしてください。
目の前に霊が現れた場合、本当に故人かどうかわからない
亡くなった人に話しかけてはいけないとされる理由はもうひとつあります。
それは、目の前に現れた霊が本当に故人かどうか分からない・特定するのは難しいからです。
大切な人が亡くなって間もないとき、霊の存在を感じると「あの人が会いにきてくれたのかも」と期待する人は多いでしょう。
きっと嬉しくなって思わず話しかけてしまうことがあるかも知れません。
ですが、目の前に現れた霊が悪霊である可能性もあるんです。
人間にも良い人と悪い人がいるように、霊の中にも悪霊と呼ばれる存在がいます。
霊は自分の存在を認識してくれる人のところに寄っていくため、話しかけることで悪霊を呼び寄せてしまうのです。
さらに、悪霊は基本的に人間に対して悪意を持っていると思ってください。
あなたに呼び寄せられて取り憑いたり、あの世に連れてかれてしまうこともあります。
霊に話しかける・対話するということはそれだけ危険性を伴うものなんです。
祈りやポジティブな語りかけはOK
上述してきたように、基本的には亡くなった人に話しかけてはいけませんが、例外もあります。
それは、祈りやポジティブな語りかけであれば話しかけても問題ないとされているんです。
祈りというのは、亡くなった人の冥福や成仏をお祈りすること。
例えば「どうか天国で幸せに暮らしてください」といった声掛けは行ったほうが良いとされています。
この世に残された人達が亡くなった人の今後をお祈りすることで、亡くなった人は早く成仏できるようになるからです。
もうひとつ、話しかけても良いとされるのはポジティブな語りかけです。
例えば「今までたくさんありがとう。私たちも頑張るね」といったポジティブな声掛けは、亡くなった人にとって安らぎになります。
亡くなった人は残された人のことが心配で近くに来ています。
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亡くなった人に自分の声は聞こえている?亡くなった人は見てる?
亡くなった人に話しかけるのは控えた方が良いですが、ポジティブな語りかけなら問題ないと言われています。
とはいえ、そもそも亡くなった人に自分の声は聞こえているのか?と気になりますよね。
結論から言ってしまいますが、以下の理由から亡くなった人にとって自分の声は聞こえている可能性が高いのです。
- 亡くなった人は近くにいる
- 聴覚は最後まで残っている人間の感覚
亡くなった人は近くにいる?
亡くなった人が近くにいるということは、決してあり得ない話ではありません。
信仰する宗教によっても考え方は変わりますが、人が亡くなって姿かたちを失ったとしても魂まで消えることはないのです。
例えば、仏教では「輪廻転生(りんねてんしょう)」と言って、肉体から抜け出した魂はまた魂の世界へ還ると言われています。
通常、魂はまた違う人格としてこの世に生まれ変わってくると教えられているのです。
・『輪廻』とは
…人間を含む生きとし生ける全ての生き物が生命を全うした際に、何度でも生まれ変わること
・『転生』とは
…肉体が死を迎えた後、魂は別の肉体に宿り、新しい人生を始めること
しかし、この魂の中には生まれ変わることなく、この世に踏みとどまっている魂もあります。
つまり、先に亡くなった人の留まった魂があなたのそばに留まり、その存在を知らせるべくサインを送ることがあるということです。
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亡くなった人は生きている人を見てる?
亡くなった人がなぜ生きている人の近くにくるかというと、その人の様子が気になるからです。
自分がいなくなったあとに残された人の様子を見るため近くにくるので、生きている人を見ているといっていいでしょう。
仏教の世界では、人は亡くなってから四十九日を境に生まれ変わるとされています。
亡くなった人は四十九日までに、自分の家族やお世話になった人のもとに会いに行くのです。
残された人は亡くなった人と会えない寂しさを感じるものですが、亡くなった人も寂しさを感じて近くにきているのではないでしょうか?
亡くなった人に自分の声は聞こえている?
結論、亡くなった人に自分の声は聞こえています。
人は視覚や嗅覚など五感を持っていますが、この中で亡くなる寸前まで機能しているのは聴覚と言われています。
聴覚は運動機能が働かなくなったとしても、その役割を果たすためです。
最後の聴覚のみは健全にかつ十分に機能していたと記憶している。
この感覚は運動機能の関与がなくともその役割を果たせる感覚と考えられる。
音は、外耳道から入り、鼓膜、耳小骨、内耳、聴神経、脳幹、側頭葉と刺激が伝わる。
つまり、脳血流が保たれていれば、随意的な運動機能をほぼ用いずに、機械的に容易に完遂される感覚機能であるといえる。
最後まで残っていた感覚なので、亡くなった後もこの世の声は聞こえていることが多いんです。
亡くなった人がいるあの世、残された人が生きるこの世とは別々の世界ではあり、決して交わることはありませんが、繋がっています。
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亡くなった人と話したい時はどうする?霊能者への相談がおすすめ
亡くなった人に話しかけるのは良くありませんが、どうしても亡くなった人と話したい時もあると思います。
その場合は、以下の方法で亡くなった人と話すのがおすすめです。
- 信頼できるいたこや霊媒師に依頼する
- 電話占いを利用して霊能者に依頼する
信頼できるいたこや霊媒師に依頼する
亡くなった人と話したいと思った時は、いたこや霊媒師に相談しましょう。
そもそも霊と対話するためには、きちんと修行を受けて勉強しなければなりません。
いたこや霊媒師の方の力を借りるのであれば、闇雲に選ぶのではなくて信頼できる人かどうかを第一に考えてください。
残念ながら、中には「霊が見える、霊と対話できる」とし、多額の金銭を要求するようないたこや霊媒師もいるのです。
霊感がない人からすれば、依頼したいたこや霊媒師が霊と対話できているか確認できるものではありません。
実際に、そういった弱みにつけ込んでくる悪い人もいるんです。
- やたらと不安を煽るようなことを言う
- 「今すぐ決めないと不幸になる」と決断を急かす
- 物を買わせようとする
- こちらに何でも話させようとする
こういった特徴に当てはまるいたこや霊媒師には十分に注意してください。
いたこや霊媒師は信頼できる知人に紹介してもらうのが確実ですが、難しい場合は口コミを参考にするのも一つの手段です。
もちろん依頼者とも相性があるので、感覚的に「この人いいな」とピンときた人を選ぶといいでしょう。
電話占いなら霊能者へ気軽に相談できる
いたこや霊媒師に見てもらうのはハードルが高いと言う人におすすめなのが、電話占いです。
電話占いとは、霊能者と電話を繋げて直接相談できるというものです。
有名な霊能者に会いに行くには時間も手間もかかりますが、電話占いなら好きな場所から相談ができるという特徴があります。
あらかじめ時間を予約することもできるので、忙しい人でも利用しやすくなっています。
信頼できる霊能者を選ぶという点では、対面でも電話でも大事なポイントは変わりません。
WEB上には数多くの電話占いサイトがありますが、事前に口コミをよくチェックするのを忘れないでください。
会話よりおすすめ!亡くなった人が喜ぶ残された人の行動
ここからは、この世に残された人が亡くなった人のためにできる行動を紹介していきます。
亡くなった人との会話は簡単にできることではありません。
けれども、会話をしなくても亡くなった人が喜ぶことはたくさんありますので、ぜひ参考にしてみてください!
- はじめはしっかり悲しむ
- その後は後ろ向きにならずポジティブに生きる
- 明るく毎日を生き、できれば独り言として報告する
- 亡くなった人を思い出して偲ぶ
- 遺品を大切にする
- 故人が嬉しく感じてくれそうな供養をする
- 亡くなった人のやりたかったことを思い出して実行する
- 故人があの世で幸せに暮らせるよう祈る
- 故人の好物をみんなで食べる
- 故人の思い出の地を訪ねる
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はじめはしっかり悲しむ
大事な人が亡くなったとき感情を我慢する必要はありません。
もう二度と会話をしたり触れ合うことができないのだから、悲しくて当たり前です。
悲しくて辛い気持ちを、泣いて吐き出してください。
最初に悲しい感情を抑えてしまうと、その後に泣くタイミングを失ってしまいます。
そうなると、亡くなったことを受け入れられずいつまでも引きずることになってしまうでしょう。
喪失感を抱えたまま、どうしたらいいか分からなくなってしまうんです。
大事な人が亡くなっても、残された人たちは前を向いて生きていかなければいけません。
だからこそ、元気に生きていくためにしっかり悲しんで気持ちを吐き出すことが大切なんです。
その後は後ろ向きにならずポジティブに生きる
しっかり悲しむことは大事ですが、いつまでも悲しみに暮れたままでいるわけにはいきません。
亡くなった人の心残りは自分が残してきた人たちです。
自分が亡くなったことで、大事な人たちがいつまでも悲しんでいるのは亡くなった人にとっても非常に辛いことなんです。
なので、しっかり悲しんだあとはポジティブな考えを持って生きていきましょう。
これは亡くなった人のためでもあります。
亡くなった人は、残してきた人達が前を向いて幸せに生きてくれるのを一番に願っています。
とはいえ「簡単に前向きになれない」と思うでしょう。
一気に元気になる必要はありませんが、昨日より今日、今日より明日と少しずつでも気持ちが前向きになれば大丈夫です。
時には気持ちが後ろ向きに戻ったっていいんです。
「時間が解決してくれる」という言葉がある通り、時間の経過は人の心を癒してくれます。
明るく毎日を生き、できれば独り言として報告する
あなたが亡くなった人のことを気にかけるように、亡くなった人もあなたのことを気にかけています。
亡くなった人が安心するよう、1日の中で少しの時間でも明るく生きることを意識しましょう。
そして、1日の終わりには今日あった嬉しいことを報告してみてください。
このとき大事なのは、できるだけ独り言の形として亡くなった人に報告することです。
と言うのも、亡くなった人に問いかけたり話しかけると、霊が寄ってきてしまう可能性があります。
独り言であれば誰に話しかけるわけでもないので、霊が寄ってくることもありません。
亡くなった人を思い出して偲ぶ
人は二度死を迎えると言います。
その死が意味するタイミングは、一度目は肉体を失ったとき、二度目は忘れ去られたときです。
つまり、生きている人たちが覚えている限り、人は心の中で生き続けることができるんです。
また、私たちが亡くなった人を思い出すと、天国ではその人の周りに花が咲くと言われています。
亡くなった人が天国できれいな花々に囲まれるよう、たまには亡くなった人のことを思い出してあげましょう。
遺品を大切にする
亡くなった人がずっと使っていた遺品には、亡くなった人のエネルギーがそのまま残っています。
遺品を大切にすることは亡くなった人を大切にするのと同じことです。
そのため、遺品はしまい込んだままにせずに大切に使いましょう。
遺品が腕時計やアクセサリーだった場合、身に着けることで亡くなった人のパワーを授かることができます。
お守りのようにあなたの身を守ってくれるはずです。
遺品を持ってどこかへ出かけると、その遺品を通じて亡くなった人があなたと同じ景色を楽しむことができるでしょう。
故人が嬉しく感じてくれそうな供養をする
亡くなった人の供養にはさまざまな方法がありますが、何を嬉しく感じるかは人によって違います。
なので、亡くなった人が嬉しく感じる・喜ぶような供養をしてあげてください。
花が好きな人だったなら、季節ごとに色とりどりの花を飾ったり、音楽が好きな人だったら毎日音楽を流してみましょう。
食べることが好きな人だったら、お供え物として家族と同じ食事を出すのもいいです。
このようにして「何をしたら喜んでくれるかな?」と亡くなった人のことを考える時間も供養になります。
ぜひ、家族みんなで話し合って供養を考えてみてください。
亡くなった人のやりたかったことを思い出して実行する
この世に何の未練もなくあの世にいける人はなかなかいません。
誰しも少なからず「やっておけば良かった」という未練を残しているものです。
そういった亡くなった人のやりたかったことを思い出して実行すると、亡くなった人も浮かばれます。
亡くなった人の夢を代わりに叶えるわけですが、残された人が無理をしないことも大切です。
と言うのも、「自分のせいで無理をさせている」状況は、亡くなった人にとっても辛いものだからです。
決して無理をせず、亡くなった人と一緒に体験している気持ちで楽しんでみてください。
故人があの世で幸せに暮らせるよう祈る
亡くなった人は残された人たちのことを空から見守ってくれています。
私たちも同じように、亡くなった人があの世で幸せに過ごせるように祈ることを忘れないようにしましょう。
「どうか幸せに暮らしていますように」と祈るとき、私たちは亡くなった人のことを思い出しています。
そうして亡くなった人の記憶や生き方を受け継いでいくのです。
私たちが祈ることで亡くなった人はパワーを得て、より神聖な存在に近づきます。
亡くなった人のためにも、日ごろから手を合わせることを忘れないでいたいですね。
故人の好物をみんなで食べる
亡くなった人の好物をみんなで食べることも供養のひとつです。
亡くなった人はこの世のものに触れることはできないため、食べ物を用意しても食べることはできません。
ですが、匂いを感じることはできます。
仏教の教えでは、人は亡くなって49日が過ぎるまでは食べ物は香りになると言われています。
線香を絶やさずあげるのは、亡くなった人に香りを届けるためなんです。
「四十九日が過ぎたら香りも感じないんじゃないか」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
亡くなった人が生前好きだった食べ物を用意してあげて、一緒に食事を楽しみましょう。
残された人が楽しく食事をする様子を見れば亡くなった人も安心するので、しんみりせず楽しい食事会にしてください。
故人の思い出の地を訪ねる
気持ちに余裕ができたら、ぜひ亡くなった人の思い出の地を訪ねてみましょう。
思い出の地を訪ねることは亡くなった人のルーツを辿ることに繋がります。
亡くなった人が何を考え、どう生きていたか、その全てを知ることは難しいと思いますが、近づくことはできるでしょう。
一見辛い思いをしてるように見えた人も、思った以上の幸せを感じていたと気付くことができるかもしれません。
そして、思い出の地を訪ねたあとはぜひ独り言として亡くなった人に報告してあげてください。
亡くなった人も懐かしさを覚えて嬉しくなるはずですよ。
まとめ
亡くなった人に話しかけてはいけない理由について、また亡くなった人に話しかけたいときの対処法をまとめました。
亡くなった人に話しかけてはいけないのは、霊が本当に亡くなった人か分からないからです。
また、亡くなった人にネガティブなことを話しかけてしまうと、あの世に引っ張られてしまう可能性もあるのでご注意ください。
どうしても亡くなった人と会話したいときは、信頼できるいたこや霊媒師に相談しましょう。
ただ、会話をしなくても「私たちが亡くなった人に対してできること」はたくさんあります。
- はじめはしっかり悲しむ
- その後は後ろ向きにならずポジティブに生きる
- 明るく毎日を生き、できれば独り言として報告する
- 亡くなった人を思い出して偲ぶ
- 遺品を大切にする
- 故人が嬉しく感じてくれそうな供養をする
- 亡くなった人のやりたかったことを思い出して実行する
- 故人があの世で幸せに暮らせるよう祈る
- 故人の好物をみんなで食べる
- 故人の思い出の地を訪ねる
これらのことを参考に、亡くなった人のためにも前を向いて生きていきましょう。